

ほうれい線のご相談で最初に出てくる質問は、たいてい「ウルセラのほうがいいですか、サーマクールのほうがいいですか」というものです。ところが診察室で実際にまず確認するのは、機器の名前ではなく、ほうれい線が目立って見える原因が頬のたるみのほうなのか、肌の弾力低下のほうなのか、という点です。同じほうれい線でも、原因が違えば検討する方向も変わってくるからです。この記事では、ウルセラ・サーマクール・オリジオ・タイタンがそれぞれどんなお悩みに合うのか、そして組み合わせを決める前に何を見るべきかを整理しました。
ほうれい線は口元のしわ一つだけの問題とは限りません
ほうれい線を口元にできた一本の線としてだけ捉えると、アプローチがずれやすくなります。頬の部分が下に下がることで口元のラインが折れ込み、より深く見える場合があり、肌の弾力が落ちることでしわが相対的に目立って見える場合もあります。この二つの状況が重なっている方も少なくありません。
同じお悩みをお話しになっても、ある方は頬のたるみが主な原因で、別の方は弾力低下や小じわの影響がより大きいということがあります。顔の脂肪量や肌の厚みもまた、ほうれい線がどれだけ目立って見えるかに関わる要素です。
機器の名前を先に決めて原因を当てはめるよりも、原因を先に確認したうえでそれに合ったアプローチを見つける順序のほうが、結果の個人差を減らすのに役立ちます。
そのため、リフティングの組み合わせを選ぶ前に、原因を見きわめる過程が先になります。この原因の見分け方をもう少し詳しく書いた記事は、たるみと弾力のどちらを先に見るかを分ける基準でご確認いただけます。

頬が下がってほうれい線が折れ込むとき、ウルセラとサーマクールを一緒に見る理由は?
頬のたるみが目立ってほうれい線が強調されて見える場合なら、ウルセラとサーマクールの組み合わせを検討してみることができます。ウルセラはフェイスラインやたるみが気になるときに見ていくリフティング施術で、サーマクールは肌の弾力低下・小じわ・肌のキメのケアが必要なときに一緒に考える施術です。
つまり、頬が下りてほうれい線が深く見えると同時に、肌そのものの弾力も落ちている状態であれば、顔全体のたるみの方向を扱うアプローチと、肌の弾力ケアを一緒にご相談いただけます。
ただし、二つの施術を併用すればすべての方に同じように合うわけではありません。肌が薄かったり頬のこけがあると強いリフティングが負担になることがあり、脂肪量が多い場合は弾力ケアだけでは期待との差が出ることがあります。施術の前には、以下の要素を一緒に確認していきます。
- 肌の厚みと頬のこけの有無
- 頬のたるみの程度
- 弾力低下の程度
- 顔の脂肪量
- これまでの施術歴
サーマクールの場合にショット数を数字だけで見ない理由は、サーマクールのショット数を数字だけで判断しない理由でもう少し詳しく扱っています。


弾力とフェイスラインが一緒にぼやけるとき、オリジオとタイタンを検討する場合は?
肌の弾力とフェイスラインを一緒にケアしたいなら、オリジオとタイタンの組み合わせも選択肢になります。オリジオは肌の弾力低下・小じわ・肌のキメの変化が気になるときに見ていく高周波(RF)リフティング施術で、タイタンはフェイスラインと弾力低下を一緒に悩むときに考えるリフティング施術です。
特に、ほうれい線まわりの肌の弾力が以前より落ちて見えたり、口元の小じわと肌のキメの変化が一緒に感じられる場合、あるいは頬の弾力が落ちてフェイスラインやあごのラインがぼやけて見える場合に、この組み合わせを検討してみることができます。
四つの機器が主にどんなお悩みと結びつくのかを一目で整理すると、次のとおりです。
| 機器 | 主に見ていくお悩み |
|---|---|
| ウルセラ | フェイスライン、頬のたるみ |
| サーマクール | 肌の弾力低下、小じわ、肌のキメ |
| オリジオ | 肌の弾力低下、小じわ、肌のキメ |
| タイタン | フェイスライン、弾力低下 |
表のとおり、機器ごとに焦点が少しずつ違います。ですから、ほうれい線が気になるからといって、やみくもに複数の機器を併合するのが正解というわけではありません。原因が弾力低下なのか、頬のたるみなのか、脂肪量の影響なのか、肌の厚みの問題なのかによって、必要な方向が分かれます。オリジオXとタイタンそれぞれについて施術前に確認する点は、論峴駅オリジオX 施術前の確認事項と新論峴タイタンリフティング 施術前の確認事項に別途まとめてあります。


組み合わせを決める前に、診察室でまず確認する順序
ほうれい線リフティングを決める前に、踏んでおくとよい順序があります。
- ほうれい線が目立って見える原因の把握 — 頬のたるみなのか弾力低下なのか、二つの要因が重なっているのか
- 肌状態の確認 — AI肌測定機器などで肌の厚み・弾力を事前に見ておく
- 顔の構造と脂肪量の確認 — 頬のこけ、脂肪量、顔全体のバランス
- 医療スタッフとの相談 — 個々の状態に合った機器と強度、組み合わせの方向を話し合う
オンラインの情報や周囲のおすすめだけで決めるよりも、ご自身の肌の特性と顔の状態に合った方向を医療スタッフと十分に話し合われることをおすすめします。しわのタイプによってアプローチが分かれる考え方は、しわのタイプごとに施術が分かれる理由でも一緒に扱っています。
施術後には、個人によって一時的な赤み、むくみ、痛みが出ることがあり、まれに火傷や頬のこけなどが報告されることもあります。施術前にこうした可能性や回復の過程、個人ごとの限界点まで案内を受けたうえで、慎重に決めるほうが望ましいです。気になる点はチャットで相談するから気軽にお尋ねいただいても構いません。




よくある質問
ほうれい線にはウルセラとサーマクールのどちらの施術がよいですか?
どちらがよいと言い切るのは難しいです。頬のたるみでほうれい線が強調される場合と、弾力低下が主な原因の場合とでは、アプローチの方向が違うことがあるからです。肌の厚み、脂肪量、たるみの程度を一緒に確認したうえで、医療スタッフとの相談を通じてご自身に合った方向を見つけるほうがよいでしょう。
オリジオとタイタンを一緒に受けると、ほうれい線の改善により役立ちますか?
オリジオとタイタンの組み合わせは、弾力低下とフェイスラインの変化を一緒に悩むときに検討してみることができます。ただし、機器を併合すればすべての方に同じように合うわけではなく、原因によって必要な方向が変わります。相談を通じて個々の状態に合うかどうかを先に確認されることをおすすめします。
ほうれい線リフティングの後にはどんな副作用がありえますか?
個人によって一時的な赤み、むくみ、痛みが出ることがあります。まれに火傷や頬のこけなどが報告されるため、施術前に可能性と回復の過程を医療スタッフから十分に案内してもらうことが大切です。
肌が薄いほうですが、ほうれい線リフティングを受けても大丈夫ですか?
肌が薄かったり頬のこけがあると、強いリフティングが負担になることがあります。このような場合は、肌の厚みと顔の構造を先に確認したうえで、個々の状態に合った方向と強度を医療スタッフと十分に相談されるほうが望ましいです。
ほうれい線リフティングの相談では何を確認するとよいですか?
頬のたるみの程度、肌の厚み、脂肪量、弾力低下の有無、これまでの施術歴を一緒に確認すると役立ちます。ほうれい線が目立って見える原因を先に把握してこそ、ご自身に合った方向を見つけられるからです。
回復とダウンタイム: 数日のうちに落ち着く傾向です
ウルセラ・サーマクール・オリジオ・タイタンは超音波や高周波のエネルギーを用いるリフティングで、切開を伴わないため日常への復帰が比較的早い傾向です。施術直後には赤み、軽いむくみ、ヒリつきやピリッとした感覚が出ることがありますが、多くは数日のうちに落ち着く傾向で、回復の様子は機器・強度・部位や個人差によって変わります。まれに火傷や頬のこけなどが報告されることもあるため、施術後のケア方法や注意点は相談の際に一緒に案内を受けるとよいでしょう。
費用はどう構成されるのか
ほうれい線リフティングの費用は一つに決まるというより、いくつかの要素に分かれます。ウルセラ・サーマクール・オリジオ・タイタンのどの機器を使うか、単独か組み合わせか、ショット数やライン数、部位の範囲(ほうれい線まわりだけか顔全体か)、そしてアフターケアを含むかどうかによって構成が変わります。同じ機器でも原因や肌の状態によって必要な範囲が異なるため、具体的な金額は肌の測定と医療スタッフの相談を経て、個々の状態に合わせて案内を受けるほうが正確です。
訪韓美容のご案内
オーエン医院は地下鉄の新論峴駅・江南駅から徒歩で行ける場所にあり、韓国へ美容で訪れる方にも便利です。ご希望の言語での相談に対応しており、必要に応じて通訳を交えたご案内も可能です。ご来院の前にチャット相談で疑問点を整理しておかれると、相談がよりスムーズに進みます。ご予約とご相談はチャットからお気軽にお問い合わせいただけます。
執筆: オ・スンミン院長(オーエン医院 代表院長、ソウル大学校医科大学卒業、大韓レーザー皮膚毛髪学会 学術委員長)。詳しい経歴は医療陣紹介でご確認いただけます。 初回公開 2026-06-11 / 最終確認 2026-07-09
本記事は一般的な情報提供のためのもので、個人の状態によって適した治療と結果は異なる場合があります。